サイト管理者のさーもんです。
今回は普段と趣向を変え、3DSやゲームボーイなどのエミュレータであるManic EMUのラグを改善する方法を詳しく解説していきたいと思います。
私自身、Manic EMUを用いて(我ら05世代の青春である)3DSのゲームをあそんでいるのですが、
とにかくラグい!!!重い!!!
そこで、JIT(Just In Time)という技術を用いて軽量化する方法を試したところ、劇的に処理速度が改善しました。さらに、数十分に1度程度起こってうんざりだったフリーズがなくなったほか、端末の発熱も大幅に低減しました。
そんないいことづくめなJITですが、導入手順がなかなか複雑。というのも、最近可能になったばかりのiOSのサイドローディング(App Store外からアプリをインストールする技術)を用いるため、日本語の記事はおろか英語の解説記事すらほとんど見つからなかったんです。
そこで、普段マイクラの記事ばかり書いている私がこのブログで解説することにしたというわけです。参考になりましたら幸いです。
JITとは?
JIT(Just-In-Time)とは、プログラムを実行している最中にコードを機械語へ変換(コンパイル)し、その場で高速に実行する仕組みです。
通常のエミュレータでは、命令を一つずつ読み取り、その意味を解釈しながら処理を行います。しかし、この方法では命令を実行するたびに解析処理が発生するため、処理速度の低下につながる場合があります。
JITでは、頻繁に実行される命令列をあらかじめ実行可能なコードへ変換して再利用するため、同じ内容を何度も解析する必要がなくなります。その結果、CPUへの負荷を軽減し、エミュレータ全体の動作速度向上が期待できます。

Manic EMUには、外部のJITの仕組みを利用できる機能が備わっていますが、これを有効化するにはデバッグツールとの連動が必要になります。この連動は、App StoreからダウンロードしたManic EMUでは行うことができないため、サイドロード(App Store以外からアプリを入手するApple承認の機能)今回解説する手順を踏む必要があります。
必要となるもの
- Manic EMUをインストールしたiPhoneまたはiPad
- MacまたはWindowsのPC
- Appleアカウント
なお、執筆者の環境は以下です。
iPhone13(iOS26.5)
Windows11 (version 25H2)
Manic EMUのセーブデータ引き継ぎ
まず、JITが使用できるのはサイドローディングでApp Store外から入手したManic EMUのアプリのみです。

全く同じアプリをもう一つダウンロードすることになるため、セーブデータを引き継ぐにはゲームデータを書き出す必要があります。
App Store版のManic EMUを開き、下のようにゲームデータを書き出しましょう。

- セーブデータを書き出したいゲームを長押しし、「セーブデータをエクスポート」
- 「”ファイル”に保存」をタップ
- わかりやすい場所にフォルダを作成し、右上の「保存」をタップ
ここで保存したデータは後ほど使用します。また、サイドロード版とApp Store版のManic EMUが混同することがないよう、セーブデータの書き出しが済んだらApp Store版は削除することをお勧めします。
iLoaderのインストール
この後のステップで、サイドロード(App Store外からアプリを入手する手法)を多用します。そのため、サイドロードアプリ用のアプリストアをiPhoneにインストールする必要があります。
このインストールにはPCに専用のソフト「iLoader」を導入する必要がありますので、まずはこちらを導入していきます。
以下のサイトからiLoaderをダウンロードします。
https://iloader.site/download
お使いのPCに該当するものを選択し、青いボタンからインストールしてください。

インストールして起動すると、以下のようなエラーが表示されます。これは一旦無視して閉じてしまって問題ありません。

なお、バージョン更新のダイアログが出た場合は指示に従って更新してください。
次のページでは、PCを用いてSideStoreをインストールしていきます。

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